【矯正相談、説明】
お口の中を診て、予想される治療方法や矯正期間や料金の概算についてご説明します。お子さんの場合、治療の最適な時期もお話します。
【精密検査】
レントゲンやCT、お口の型取りや口腔内スキャン等の検査を行います。検査は矯正相談と同日に行うこともできます。
【診断、説明】
精密検査から矯正分析を行い、最適な治療計画と詳しい矯正料金をご説明します。
【治療開始】
治療計画に基づいて、装置の装着を行います。
【治療終了、保定】
矯正治療後、マウスピース等で歯列の後戻りを防止します。定期メンテナンスも受けられます。
不正咬合は一人ひとり異なっています。したがって治療の手順も、治療期間もそれぞれ違います。
永久歯の正しい歯ならびと咬み合わせを作り上げることが矯正治療の目的です。永久歯の生え揃う、小学校高学年~中学生頃に本格的な矯正治療をすることが多いです。しかし場合によっては、不正咬合の治療が手遅れとならないように、まず子供の矯正治療を行い、しばらく歯の生えかわりを待ち、それから永久歯の矯正治療を始めるという2段階で行う治療が望ましい場合もあります。
またその成り立ち、原因からみると、不正咬合には大きく分けて2つのタイプがあり、それぞれ矯正治療法も違います。1つは、あごの骨の大きさ、形にはそれほど異常はなく、主として歯の位置関係の異常によって成り立っているもの(歯性の不正咬合)。もう1つは上顎と下顎の大きさの釣り合いがとれておらず、そのため上下の歯のかみ合わせの位置がずれているもの(骨格性の不正咬合)です。
歯性の不正咬合・・・矯正治療により歯を正しく配列します。歯は長時間一定の力が加わると、力の加えられた方向に動く性質があり、その性質を利用して乱れている歯をゆっくり正しい位置へ戻します。歯を並べる空隙を確保するために、歯列拡大や歯を抜いて矯正することあります。
骨格性の不正咬合・・・顎の成長をコントロールするため子供の顎骨の成長発育にあわせて矯正治療を進める必要があります。まず上下の顎の位置関係を正しくして、その後に歯を並べる治療(歯性の不正咬合の治療)を行うので、矯正の開始から終了まで長期間かかります。