ハーブのあるくらし始めませんか

あなたはハーブのどんなところが好きですか?
ハーブを育てて、眺めたり飾ったり、お料理に使ったり、香りを楽しむ。
さまざまな楽しみ方が暮らしを豊かにしてくれます。
かわいい種子や苗から育て、自分自身の手で収穫し、それを毎日の生活に活かしてみませんか。

ハーブを育てるポイント

●はじめての方には苗からの栽培がおすすめ
たいていのハーブは種がから育てると、発芽するまでに手間と日数がかなりかかってしまいます。はじめての方には、やっぱり苗からの栽培がおすすめです。春に苗を購入して植えつけると、夏から秋まで収穫と花が楽しめます。ハーブづくりに慣れてきたら、今度は種からの栽培にも挑戦してみましょう。

●日当たりを好むハーブたち
多くのハーブはにあたりを好み、一日中日が当たる場所で、たいへんよく育ちます。南向きの暖かい場所が理想的ですが、半日程度日が当たる場所なら、ほとんどのハーブは育てられます。ただし、種類によっては日陰でもよく育つハーブもあります。ミント、チャービル、チャイブ、ソレル、スイートバイオレットなどは、強い直射日光に弱く、むしろ日蔭の方がよく育ちます。

●ハーブの水やりについて
多くのハーブは乾燥に強く、過湿が苦手です。少々乾燥ぎみにした方がうまく育ちます。地植えなら種まきから発芽までと、植えつけ前後、つまり地中に根がしかり張るまでの間だけ水をやれば、あとは放っておいて、雨などの自然の状態に任せておけばよく育ちます。ハーブは丈夫な植物で、根が張れば大地から水分を吸収できるからです。鉢植えの場合は水やりの回数は少なく、土の表面が乾いたらたっぷり水をやるようにします。水をやれば育つだろうと毎日少しずつ水をやると、根のまわりが水びたしになって腐ってしまい、かえって逆効果です。水をあげるときは、花や葉にかけるのではなく、土にかけるようにします。

●ハーブにおすすめの肥料
ハーブは丈夫なので、肥料にあまり気を使わなくても大丈夫。種まきや苗の植えつけのときに、はじめにあたえる「元肥」と、収穫後にあたえる「追肥」で十分です。元肥や切り戻し後のお礼肥には、長く効く緩効性肥料のマグアンプKなどの化成肥料がよく、追肥にはすぐに効くハイポネックスなどの液肥がよいでしょう。

●ハーブ栽培におすすめの土
ほとんどのハーブは、水はけと水もちが良いとよく育ちます。水はけをよくする粒の大きい土と、水もちをよくする粒の小さい土を混ぜるとうまくいきます。赤玉土、黒土、腐葉土などを混ぜ合わせて理想的な土を作ってもよいのですが、おすすめはやっぱりハーブ栽培に必要な条件をすべて考慮して作られた園芸用土です。

ハーブの楽しみ方

その香りと薬効で人気のハーブ。そんなハーブを育てるのはとても楽しいものです。花や野菜よりもずっとかんたんで、育てるのも収穫するのも手軽にできるのがハーブの魅力です。
自分で育てたハーブは、ドライ(乾燥葉)にして料理やクラフト、ポプリなどさまざまな利用ができ、またフレッシュ(生葉)ならとり立てならではの素晴らしい香りと風味が楽しめます。

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ハーブティーの紹介

カモマイルティー

ふんわりした気分にさせてくれる「アップル&カモマイルティー」
大地のりんごと呼ばれるカモマイルだけに、りんごとの相性はぴったりです。
材料(5〜6人分)●カモマイルはドライなら小さじ3、フレッシュなら花首20個くらい。りんご1/4個。
作り方●あたためておいたティーポットに、いちょう切りにしたりんごとカモマイルを入れる。沸騰したお湯を注ぎ、3〜5分蒸らす。

マロウティー

きれいな色を楽しむ「マロウティー」
マロウの色を生かして、テーブルを飾るのも楽しい!
材料(5〜6人分)●ウスベニアオイはドライの花首5個くらい、レモン汁数滴。
作り方●あたためておいたティーポットに、マロウを入れ、沸騰したお湯を注ぎ、3〜5分蒸らす。カップにレモン汁をたらすと、さらにきれいな色になります。

ローズマリーティー

相性の良さをポットで合わせて「レモン&ローズマリーティー」

肉料理のくさみ消しに利用するローズマリーはクセの強いハーブ。すっきりした味で強壮作用もあるので、レモンを加え飲みやすく。
材料(5〜6人分)●ローズマリーのフレッシュを3〜5本、レモンの皮少々。
作り方●あたためておいたティーポットに、ローズマリーとレモンの皮を入れ、沸騰したお湯を注いで、3〜5分蒸らす。

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