(元大阪体育大学教授)
   シニアの健康学E         
  (スポーツ整形外科医 市川 宣恭 監修資料より)
     

  ひざ(膝) の病気

   1.膝の痛み

    (1)オーバー.ユーズ症候群→ いわゆる「使いすぎ」による障害です
                     (膝蓋靭帯炎、腸脛靭帯炎等)
    (2)膝 内 障→ これは膝関節の構成体に何らかの障害があり、痛みや
              機能障害をきたすもの。
             (半月板障害、側副靭帯の損傷、十字靭帯の損傷、
              関節軟骨の障害等が単独又は複合して障害を起こす)
    (3)膝関節水腫→ 膝関節に無理な力がかかったり、太ももや、ふくら
              はぎの筋肉の力が弱ってくると発症します。関節の
              袋に炎症を起こし水がたまってきて膝が使いにくくなる。
    (4)変形性膝関節症→ 中年以降の人に多くいわゆる「老化」によるもの。
    (5)慢性関節リウマチ→ 全身のよく動く関節に炎症を起こします。
    (6)その他

   2.原 因
       運動不足や筋力の低下が症状を悪化させることが殆どです。
       特に筋肉の力が弱ってくると発症する。
   3.予防と対策
       膝関節の運動には大腿四頭筋(太ももの前にあり膝蓋骨=膝の皿に集ま
       り、膝蓋靭帯となって膝を伸ばす筋肉)が最も大切な働きをしています。
       したがってこの筋力の強化が基本ですが下肢の他の筋力強化も同じくら
       い大切です。
    
        筋力強化する体操が必要ではじめは少なめにし徐々に回数を増やしていく。
       痛みがひどい時には医師の指示を受ける。

  簡単な体操 例(1)大腿四頭筋セッティング
            寝た状態で膝を動かさないで伸ばす、更に伸ばす気持で又膝
            を下に押しつける気持、太ももに力を入れる気持で5〜10
            秒力を入れたまま 繰り返す。
            椅子に座り膝を伸ばす5〜10秒止めておく 繰り返す。
         (2)レッグレイズ
            寝た状態で足を上げる→膝を折り→下げて伸ばす 繰り返す。
         (3)レッグカール 
            腹ばいになり、膝を曲げる→伸ばす 繰り返す