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「はぐれモデラー純情派」

わたしは長い間、はなれ猿のようなモデラーでした。たった1人で雑誌を読んでコツコツ模型を作っていました。他のモデラーと交流するようになったのはここ5、6年のことです。これを機に模型作りの世界が大きく広がりました。模型つくりの技術や楽しさを教わりました。それと同時に一口に「模型をやっている人」と言っても幾つかのグループに分けられるような気がしてきました。失礼を承知のうえで思いつくまま申し上げますと、

考証派:とにかく詳しい人。自分の専門だけ深く追求する人と、あらゆるジャンルにそれなりによく知っている人と分かれるようです。メーカーの新製品を雑誌の情報より早く他人に知らせることを生きがいにしている人もいます。とにかく口が達者で、見たり、聞いたりした情報を伝達することを楽しみにしているようです。自分の制作経験を語ることはまれです。

収集家:とにかくプレミヤがついているものを集めるようです。ジャンルを決めて集めている人もいるようですが、もともとコレクターですからプラモで珍しそうなものならなんでもという人が多いようです。コレクターですから作品はあまり作りません。特にプレミアがついたものは死んでも作りません。2個買いとかして、将来の値上がりを待っている人はコレクター予備軍かも。他県の模型屋までわざわざ出かけてお宝キットを探したことがある人は収集家の資格があります。(私もこの資格があります。)

技巧派:とにかく制作に凝る人。簡単な道具ですごい作品を作ってしまう人。ソリッドモデルを作る人に多いかもしれません。のこぎり、カンナ、ノミ、切り出しナイフで何でも作ってしまいます。名人とは「他人が簡単に真似できない技を持っている人」の事でしょうか。

擬似技巧派:一見すると技巧派に見えますが、ちょっと違います。とにかく道具、材料、塗料にこだわりを持っています。デザインナイフなど4種類以上の切る道具とピンセットを3本以上持っていれば、擬似技巧派かも。どちらかというと道具を揃えることに重点がおかれます。ピンセット1本にでもブランド品を選びます。筆はもちろん、塗料を濾す美濃和紙なんかも揃えます。ピースコンもタミヤじゃなくてオリンパスじゃないとだめとか・・・。

鑑賞派:「見るだけよ。」という人。他のクラブでも最近増えているそうです。最近1年以上作品を作っていない人は鑑賞派予備軍かも知れません。実は私もクラブに入るまでは年間1作以下で、プラモを買うばかりでほとんど作りませんでした。作るきっかけが無かったり気力がうせたりするとモデラーから鑑賞派になってしまいます。

交際派:とにかく友達の輪をひろげることが目的な人。模型は付け足し程度で、話題になんとか着いてゆければ良いという感じ。やたらと人なつこくて、結構明るい人が多いようです。でも気をつけないと何かの勧誘が目的だったりして・・・。

評論家:説明の必要は無いと思います。いわゆる世間によくいる評論家のお仲間です。

思いつくままに勝手に分類してみましたが、皆さんはいくつあてはまりますか。

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